町内の３小学校が統合し東小と西小の校舎は廃校に

　こんばんは、案内人です。町内の３つの小学校が統合して明日から河津小学校になります。新しい小学校は閉校した南小学校の校舎を使って開校し、閉校した東小学校と西小学校の２校は廃校になりました。

　〈秀〉の母校である西小学校の象徴はヒノキです。西小学校の児童は「ひのきっこ」と呼ばれ、校歌も１番から３番まで「ひのきのように伸びろ伸びろ」の歌詞が繰り返されます。
　大正から昭和にかけての時代に、貧乏な山村だった上河津村の人たちが、孫やそのまた孫の世代のためにと雑木林だった村有林にヒノキの苗を植えて育ててくれました。

　昭和３０年、立派に育ったスギやヒノキを売ったお金で鉄筋コンクリート３階建ての立派な校舎が完成しました。それ以来、先人の恩を忘れないようにとヒノキが西小学校の象徴になりました。今回廃校になった校舎は昭和５８年に建て替えられたものですが、子供たちは「ひのきっこ」と呼ばれていました。校舎と向かい合う場所に今からちょうど３０年前に当時のＰＴＡ役員が植えた記念のヒノキが立っています。








　母校が無くなったのは寂しいですが、子供たちが新しい学校で健やかに成長してくれることを願っています。そして、案内人会として何か手伝えることがあったら声をかけてほしいです。
　それでは、また。〈秀〉