”小さい春”見つけた、聞いた

案内人

2021年02月28日 20:39

 こんばんは、案内人です。気が付けば、明日はもう3月。あちらこちらに春が来ています。

 先日、近所の遊歩道の脇に土筆(ツクシ)が出ているのを見つけました。漢字が実物の形そのものなのが面白いですね。毛筆の筆が土の中から出てきたように見えます。


 
 タンポポも咲いています。ニホンタンポポです。



 伊豆野鳥愛好会で活動している下田市の知人が「伊豆地区のウグイスの初鳴きの状況を調べることになった。さえずりを聞いたら教えてほしい。」と言うので、案内人会の会員にも情報提供を呼びかけました。

 最初に手が上がったのは2月18日です。マユさんから、午前7時ころ河津川左岸河口近くの住宅地の藪でさえずりを聞いたと連絡がありました。「ケキョ。・・・ホケキョ。・・・・ホー、ホケキョ。」
 2月19日は〈秀〉が午前8時ころ下佐ヶ野の県道脇の藪でさえずりを聞きました。「ホケキョ。ホケキョホイ。」
 続いて2月22日11時ころナベさんが長野地区で、今日はサチコさんが10時30分ころ長野地区の別の場所で聞いたと連絡をくれました。「ホー、ホケキョ。」と、はっきり鳴いたとのこと。

 気象庁では昭和28年(1953年)から生物観測調査として、植物の開花や紅葉、昆虫や動物の初見や初鳴きを調べてきたそうですが、今年1月末でウメやサクラなど一部の植物を除いて調査を終了したそうです。都市化による環境の変化で調査が難しくなったことと、職員の削減により負担が重くなったためだそうです。今後は民間の団体などに調査を引き継いでいきたいとのことで、野鳥愛好会の活動もこれを受けてのことかもしれません。

 新型コロナの感染が鎮まらないので、案内人会の活動も自粛したままになっていますが、みんながそれぞれ生物観測調査をやって情報を集めるのも面白いと思いました。

 それでは、また。〈秀〉

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